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こころの法話集058

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お話058

ゆったりと人生歩め

福井市田原二丁目・法円寺住職 細江乗爾

身勝手さ!

人生を生き行くのに、人々は、その人、その人で、いろいろ違った道を歩んでいるということが出来るのではないでしょうか。広い道を歩いている人もいるでしょうし、狭い道を歩いている人もあるでしょう。
ここで道と申しますのは、申すまでもなく国道や県道のことを指しているのではございません。一人ひとりが、自分自身で歩く人生の道のりのことです。ですから、それぞれがそれぞれの道を作りながら歩いていますし、それぞれ違った道が出来るのは当然のことでございます。
狭い道と申しますのは、「我」という硬い「から」をかぶって、他の人を寄せつけようとしない窮屈な生活をしている人の事でございます。一方、広い道と申しますのは、人の気持ちをよく推し量って、ゆったりとした気持ちで人生を歩むことの出来る人の事でありましょう。
どちらかが、人間として楽な道であるかということは申すまでもないような気がいたします。しかし、平素広い道を歩んでいる人の中にも、時には、自分に都合の悪い事が起こると、にわかに狭い道に入り込んでしまう人もあるようです。

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またそれとは逆に、平素は石のように頑固一徹で、他人の言う事など一切受けつけない人でも、自分の得になるような事が持ち上がると、まるでてのひらを返すように、その時だけ広い道を選ぶ人も往々にしてあるようにも見えるのでございます。
本当にお互い、人間というものは身勝手なものでございます。み仏もほほえまれることでしょう。

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