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こころの法話集076

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お話076

暗やみの人生に光明

芦原町轟木・浄光寺住職 高木正之

智慧に照らされて

夏の夜の風物詩に、花火があります。大は夜空に上がって、花のように美しく、夜空を染めるものから、小はパチパチと、かわいい光を放って、すぐに消えてしまう線香花火まで、いろいろあります。どれも、夏の夜の楽しみには欠かせないものです。特に、浴衣を着て、ビールを飲みながら、夜空に上がる花火を見るのは、とても楽しく、見ているだけで心が和みます。真っ暗な夜空に花火が上がると、今まで暗かった空がパッと明るくなり、目の覚める思いがします。
私たちの人生も、ちょうど夜空のように、暗いやみのようなものです。その暗いやみを、私たちはあっちへ行ったり、こっちへ行ったり、ちょうど迷路を行くように、迷いながら生きているのです。その暗いやみを破るのが、一筋の光明です。この光明こそが、仏の智慧(ちえ)なのであります。

お話076

ちょうど、真っ暗の部屋に一本のロウソクをつけると、その一本のロウソクのおかげで、今まで真っ暗だった部屋が明るく照らされるようなものです。仏の智慧も、暗く濁った私の人生を、一本のロウソクのように明るく照らし、私の生きる姿を映し出して下さいます。その真実の智慧に出会う事こそ、私の生きる道を知らされるのではないでしょうか。

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