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こころの法話集084

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お話084

お誓いを信じ正しく

清水町島寺・浄福寺住職 藤井信哲

お念仏と今の生活⑤

お念仏をとなえるといまの日暮らしにどんなよいことがあるのでしょうか。お金がもうかるのか。病気が治るのか。災害は防げるのか。死んでから救われるのであったら、いまの暮らしの役にたたないのか。サラ金の借金の取り立てにあって耐えかねて自殺するとき、お念仏で金がもうかるなら死ななくてもよいのにと思う人もあるかもしれません。病気で苦しむとき、お念仏をしてすぐ治るなら、とてもよいのだが、という考え方もあるかもしれません。平たくいえばどんないいことがあるのかですが、大きくいえばすべてがよくなるのです。しかし念仏の信心(仏心)がない口先だけの念仏ではどうにもなりません。念仏は呪文(じゅもん)とは本質的にちがいます。呪文とは何か特別の力を借りて自分の求めることを実現させようというもので、俗におまじないといいます。念仏は阿弥陀さまの本願力にすべておまかせした真心が、私の口を通して外にあらわれたものです。念とは神に祈って力を借りて何かをしたいというようなことではなくて、常に心に思うということです。祈りではないのです。私の日ぐらしはみ仏のお誓いを信じ、いつもみ仏を思い念仏して強く正しく生きるとき、ムリな借金をすることなく、病気にならないように注意し、病気になってもみ仏のおよびかけを生きる力としていくとき、病気が治る道が開けます。治ろうという気力がなければ、医者もどうにもなりません。

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