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こころの法話集090

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お話090

心身とも幸福の根本

春江町千歩寺・順教寺前住職 中臣徳恵

調和ということ

体も心もともに「調和」が大切であります。わたくしどもの体は、六十兆ほどもある細胞組織になっているそうですが、その中の頭脳をはじめ、肺臓、心臓、そした肝、腎(じん)、胃腸、手脚に至るまで、それぞれその機能を発揮しながら、それぞれが調和してこそ、生命が継続されているのであります。
その最も基本になるのは「呼吸」の仕方といわれます。釈尊は、二千数百年前に、「アナパーナ・サチ」と言って、長く息を出し(呼)、下腹(丹田)に力を入れよ、すると酸素が肺に入る(吸)のだと教えられました。しばらくも休むことのできない呼吸の仕方であります。この「丹田呼吸」によって、身体の調和が出来ると申されます。

お話090

精神面は聖徳太子が、「和を以て貴し」とせよとの方法は、篤(あつ)く三宝に帰依するのが早道だと示されました。大智大慈の真実のみ仏に帰依する、そして永遠にかわらない真実の法、すなわち真実のみ教えに帰依する、そして、み教えに生かされた先覚者たちのよき仰せに帰依するのだと示されました。
この仏と法と僧は三つの宝であります。わたくしどもの心の調和は、この三宝に帰依することによってあらわれます。この調和あってこそ、家庭においても、社会、国家、世界人類すべてに及んで幸福であります。「調和」こそ心身ともに、本当にこれより大切なことはありません。

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