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こころの法話集146

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お話146

寿命縮めるウソ、心配

福井市田原二丁目・法円寺住職 細江乗爾

なごやかな心の功罪

人間のからだには、けがをしたり中毒にかかったり、疲労したり腹を立てたり、精神的な不安や苦悩に追いこまれたりすると、自然に防衛反応を起こすそうです。そんなことが、ある本に書いてありました。私もだいぶん年をとりましたが、人間ある程度年をとると自分の顔は、自分で責任を持たなければならないとよく言われることです。
しかし、いつも外の世界に、防衛反応を持ち過ぎて、絶えず人に敵意を持ち、常に人を憎み、排斥するようでは、責任を持ったかおということは出来ないのではないでしょうか。
人間、大ざっぱにいって、年をとるとガンコになり、自分の言い分だけを強引に押し通そうとするようになりがちです。このごろのように、動きの速い、せわしない毎日の中では、よほど気をつけていないと、また自分を制御していないと、とり返しのつかないことになりかねないようです。

お話146

人間の寿命について、研究しておられる先生の本によりますと、人間の一生を七十年とすると、その間に打つ心臓の鼓動は、二十一億七千四百二十万回だそうです。大変な数ですが、その心臓も、気をくばって大事にすれば、敬老の日のニュースにもありましたように百二十歳の長寿を保つ方もおり、けっこう丈夫なものだと感じます。
ところが、むやみに腹を立てたり、ウソをついたり、ごまかしたり、心配をしすぎたりするようなことをくりかえしていますと、顔かたちもすさんでいき、大事な心臓も次第に弱って長寿も、幸福も逃げていってしまうでありましょう。

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