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こころの法話集199

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お話199

強く明るく生き抜く

福井市田原二丁目・法円寺住職 細江乗爾

振り回される私

毎日のニュースなどを眺めていますと、多くの悲しい事件や恐ろしい事件が後を断ちません。考えてみると、この繁栄の中で、人間そのものは意外に病んでいるのかもしれません。あれこれ、もがいてみましても、やっぱり「むなしさ」にさいなまれるすべは、哀れなことという外ないようです。
毎日の生活の便利さは、いわば、文明の恩恵ということでしょうが、この文明そのものは、「善」でも「悪」でもないのです。それらを、「善」とするのも「悪」とするのも、それはすべて、人間の側にあるわけでしょう。
「むなしさ」や「不安」を取り除いて、安らぎのある人生を生きるということ、またお互いに、相手の立場を尊重し、温かい人間関係を保つことが大切なことでございます。

お話199

それには宗教が大きな役割を果たします。雨の日は雨の中を、あらしの日にはあらしの中を、帰るべきふるさとを目指して、強く明るく生き抜かせて頂く、その力は、自分というものをはっきりと、仏の光に照らし出された「金剛心の行人」とさせて頂くことでありましょう。
私たちの人生は、ただ便利便利の文明に振り回されて、へとへとになって、「野ざらし」になって、朽ち果てるだけのものではないと思います。

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