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こころの法話集229

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お話229

本願はまかせよ救う

清水町島寺・浄福寺住職 藤井信哲

「み仏を呼ぶわが声はみ仏の我を呼びますみ声なりけり」
阿弥陀如来の御本願は「まかせよ救う」であり、「わが誓いを信じわが名を呼べ」ということであります。正信偈でも「重誓名声聞十方(わが名が十方に聞こえることを重ねて誓う)」とでています。
浄土真宗の生活信条にも「み仏の誓いを信じ尊いみ名をとなえつつ強く明るく生き抜きます」とあります。幼い子供が母を呼ぶ声は母を信じ頼りとしているからであります。母親は子供の呼び声に必ずこたえるでありましょう。わたしがみ仏を呼ぶ声とは、むろんナモアミダ仏であります。
ナモはまかせようのインドの言葉であり、そのまま私へのみ仏のお呼び声なのであります。「阿弥陀仏ここを去ること遠からず、み名呼ぶ人の袖(そで)やたもとに」の古歌もあります。親心は常に子供を慈悲の懐に包みこんでいるものであります。

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感無量寿経には「ここを去ること遠からず」と出ています。西方十万億仏土とは凡夫の迷いの世界とみ仏の覚(さと)りの世界の隔たりの大きさを示したもので、お念仏申す身には往生一定の近きにあるわけで、み仏の声なき声が聞こえてきたのがお念仏であり、お寺の鐘の音であります。

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