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こころの法話集261

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お話261

山のお寺の鐘が鳴る

清水町島寺・浄福寺住職 藤井信哲

お寺とは何なのでしょうか。童謡の「夕焼け小焼けで日が暮れて山のお寺の鐘が鳴る」や「証、証、証城寺、証城寺の庭はツ、ツ、月夜だ皆出てこいこいこい」は皆の日暮しとお寺が深いかかわりをもってうたわれています。小学校の唱歌でも「右に見ゆるは名高きお寺 左に遠くかすむは古城」と幼いときから日本国民はうたってきました。
平家物語には「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」とありますが、古代お釈迦さまがこの精舎で二十五年の間、法をお説きになりました。精舎は仏道に精進する人がいる場所であり、竹林精舎が初めです。
寺院とは仏象、経巻を奉安して僧りょが仏道精進のため居住するところです。その起源はお釈迦さまの遺骨(仏舎利=ぶっしゃり)をおさめたお墓のストーバ(塔)を中心に伽藍(がらん)が形成されたという説もあります。テラの言葉は「日本書紀」で精舎伽藍をテラとよんだのが始まりです。朝鮮語のチエル(礼拝場)が転化したものです。
寺院のことを一名道場といいます。仏道修行の場所の道と場を略称したもの。真宗では俗人の住居を道場としたことから始まっています。寺院とはその建物をいうのではなく、住職個人のものでもありません。わたしたちの聞法と研修の道場であり、法要儀式を行います。わたくしにとって一大事は何かを教えていただく道場す。

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初め自宅の部屋を提供して念仏者が聞法とみ仏の徳をたたえるために集まったものが内道場で、人数が増加すると一戸建てとなり、聞法集会のリーダーが道場坊であり、やがて一般的な寺院に発展したもので、他宗の寺とは相異しています。

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