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こころの法話集280

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お話280

今こそ「正信念仏」を

春江町千歩寺・順教寺前住職 中臣徳恵

お釈迦さまは「人生は生・老・病・死の四つの苦しみ」、そして求めても求め得なく、愛するものとも別れねばならず、恨み憎しむものともあわねばならず、身体が達者なためにいろいろのことをせねばならぬ。これらをあわせると、人生は四苦八苦である。その原因は何か。煩悩がもとである。中でも貪慾(とんよく)、瞋恚(しんに)、愚痴が主となって心が乱れます。それが心の中におこって、言葉にあらわれ行動となる。いわゆる「身口意」の三業となるのであると教えられました。
ではその解決法はいかん。八万四千の法門、その人その性格にあわせ、いろいろの教えを説かれたのであります。現代のわれら日本は飽食、自由とはいうても、やはり日々の生活においてこれらの苦しみは避けることはできません。
精神が物質化し、科学技術は頂点に達したような様相ですが、これらの苦しみが、心の中におさめている間はよいとしても、口にあらわれた時は、家庭の円満を破り、社会において人間関係が悪化し、もし行動にあらわす場合は犯罪となり、自分をも他人をも取り返しのつかないあさましい結果となります。

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お釈迦さまは先に申した通りいろいろの教えを示されたが、そのポイントこそ「弥陀の本願を信じ、念仏申せば仏と成る」との絶対他力の教えである、自ら信じ生涯かけてこれを皆人に宣布されたのが親鸞聖人、蓮如上人であります。今こそ「正信念仏の大道」を日々前進して、この再びない人生を生かされるばかりであります。

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