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こころの法話集325

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法話325

迷いを迷いと知れ(ありのままがさとりの道)

大野市伏石・常興寺住職 巌教也

青い鳥

あるお寺の掲示板で、私はこんな言葉に出あいました。それは…
「極楽は、十万億土のかなたに-あるという それは距離の長さではなく 幸福を遠い所に求める 迷いの深さのことです」と。
チルチル・ミチルという二人の子供が、幸福という名の青い鳥を求めて、長い旅をつづけましたが、さがしあぐねて、自分たちの家に帰りついた時、カゴの中にその、青い鳥を見つけたという、ベルギーの作家・メーテルリンクの童話は有名です。
日本の古い歌にも、
「咲イタ咲イタニツイウカサレテ、花ヲタズネテ西マタ東、ワラジ切ラシテ帰ッテ見レバ、家ジャ梅メガ笑ウテイヤル」というのがございますが…。
明治の初めごろ、大阪の近くの堺の町に住んでいた、妙好人の吉兵衛という方は、
「迷う道は広いが助かる道は唯の一筋よりないのや」
と、口ぐせのように言っていられたということです。

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実はこの私が、迷いを迷いと、仏さまの教えの鏡に照らされて、初めて知らされたことのありのままが、実はたった一筋より外にない、さとりの道であり、仏さまの知恵と慈悲の心が一つになったナムアミダ仏が、この私に仏さまの働きかけによって、至りとどいて下さった、信心のまことでございました。

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