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こころの法話集330

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法話330

正しく歩む生活を(迷信やまじない頼るな)

勝山市沢町一丁目・法勝寺住職 佐々木蓮證

聞法のすすめ 知恵の宗教

こんにちは、お元気ですか。毎日おいしくご飯がいただけることは本当にありがたいことであります。せっかく尊いお恵みによりいただく食事も、その味を知る舌の力がないと、何を食べてもおいしくありません。まず健康であることは何よりも大切であります。
また料理の材料がどれほどよくても、味のつけ方で「まずい」ものになりますから「おいしく」いただく心がけ、料理の知恵が大切であります。人生もこれと同じようなことがいえます。
私どもは生まれ難くして生まれた人生を、お釈迦さまは「人生は苦なり」と説かれましたが、どのような境遇にあっても、どのような場合でも、この人生を「うまく」味わって生きるか、「まずい」味で生きるかは、その人自らの責任であります。
「何かうまいものはないか」とうまいものを外に求めてゆくならば、物に向かっては「貧欲(どんよく)」人に向かっては「瞑志(しんい)」となり、思うままにならぬと愚痴が出て、だんだん心の病気が重くなり、その心が永遠に苦悩を生み続けます。
親鸞聖人は念仏も知恵、信心も知恵と申されました。知恵とはすべてのものを生かす力であります。知恵ある生活とは、正しくものを見、正しく考え、正しく歩む生活であります。迷信やまじないに頼る必要は全くない生活をいいます。
いろいろな人生の問題を解く力を如来から恵まれ、苦悩までを人生の肥料として、強く明るく生き抜く知恵が、お念仏のいわれを聞くことによって与えられるのであります。

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