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こころの法話集334

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法話334

謙虚さが救いの道(恩恵の中に生きる自覚を)

勝山市沢町一丁目・法勝寺住職 佐々木蓮證

感謝のこころ

お忙しい毎日でしょうね。しかし忙しさの中に、ともすれば大事なことを忘れがちであります。私共が今ここに存在しているということは、衣、食、住、すべてが数限りもない多くの「おかげ」に支えられているのです。また現代の輝かしい文化の陰には、多くの犠牲があることを忘れてはならないと思います。
今日の最も大切なことは、生きている自分は限りなき大きな恩恵の中に生かされている私であるという自覚から、謙虚な心を起こさせるものでなければなりません。人間のうぬぼれ、虚栄心、高慢心で自分だけの幸福を求め、利益追求のみに心をうばわれている限り、人間の悩みの解決にはならないことを仏教は教えています。
浄土真宗は「おかげさま」を喜ぶ宗教とも言えます。親鸞聖人の生涯を通してつらぬかれたお念仏の道は、深い真実(まこと)にふれたざんげから出発されているのであります。「南無阿弥陀仏」という六字の中に、如来さまの真実心のすべてが、こめられているのであります。
すなわち間違いなく私が救われるいわれが、こめられているのであります。この如来さまの本願のまことにふれ、たえず自己を見つめつつ、深い罪業の自覚の上に救われてゆく者の、感謝合掌の姿こそ、聖人の歩まれたお念仏の道でありましょう。

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