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こころの法話集335

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法話335

浄土で無量寿の命(仏様のお慈悲あらわす)

勝山市沢町一丁目・法勝寺住職 佐々木蓮證

阿弥陀仏は完全救済の仏様

阿弥陀経に阿弥陀仏というお名前のわけを「彼の仏の光明は無量にして十方の国を照らして障凝(しょうげ)する所なし(中略)彼の仏の寿命及びその人民も無量無辺阿僧祇劫なり、故に阿弥陀と名づく」と説かれてあります。
これは阿弥陀仏のお徳を十二の光明でご賛嘆してある。初めの三つの無量光と無辺光と無碍(むげ)光を出してあるわけですが、無量光と言うのは「いつでも」、無辺光と言うのは「どこでも」、無碍光と言うのは阿弥陀仏の光明は何ものにもさまたげられないということでありまして、煩悩を打ち破って、私をだんだんと育てて、ついに信心を与えて下さるはたらきをあらわしているのであります。
光明無量の故に阿弥陀と名づけたてまつるということは、私の迷いの根本原因である無明煩悩を打ち破って下さる仏様であるから、阿弥陀仏と申し上げるのだということであります。
次に寿命無量の方は、阿弥陀仏が寿命無量であるだけでなくて、お浄土に参らせていただいた者も、阿弥陀様と同じように無量寿の生命をいただくのである。そこにおまえの一番願うておる永遠の生命を与えるぞ、おまえの本当の願いは、すっかりかなえてやるぞという仏様のお慈悲の意味があらわされているのです。
光明無量、寿命無量の故に阿弥陀と名づけたてまつると説かれていますことは、私を完全に救うて下さる仏様であると味わわせていただくのであります。

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