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こころの法話集342

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法話342

生きる力いただく(本堂でそしてお内仏で)

敦賀市元町・浄蓮寺住職 龍渓玄真

仏を拝む

「花は花の生命に咲き、鳥は鳥の生命に歌う。人にして人の生命の真実義を思うことなく過ぎ去るならば、花鳥の生命にも恥ずべきである」
これは先年亡くなられた白井成允師のお言葉です。私の寺の本堂にずい分長い間掲示してあります。
浄土真宗のお寺は「聞法の道場」だと申されます。お寺へお参りしたら、ご本尊を拝むことが第一でしょう。そしてみ仏さまのお心をいただくことが一番大事なことではありませんか。真宗のお寺のご本尊は阿弥陀如来一仏です。
私が願いをかける相手ではありません。私にかけられた仏さまの願いを聞かせていただくことです。欲と怒りと愚かさのはざまで、愛と憎しみ、笑いと涙の振り子の生活に明け暮れして、本当の「私」を見失っている私。
そして、一度きりしかない人生を、むなしく過ごすあやまちに気づかせていただき、本当に生きる力を与えていただく場所がお寺の本堂なのです。そしてそのままお家のお内仏です。
お寺にお参りし、お内仏にお参りして、仏さまのお姿を拝んだら、仏さまのお心を拝まなくてはなりません。そして、しみじみと人間に生まれあわせた幸せをよろこばせていただきましょう。
「かぎりなき み光りのうちに あるわれと おもえばやすき あけくれにして」
礼讃(さん)歌の一節です。

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