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こころの法話集364

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法話364

人間が生きる意味は?(二)

京都・本願寺司教 林水月

人間が生きる意味について、親鸞聖人ほど、はっきりと解き、かつ実際に生きる意味を行動して手本を見せて下さった方は、他に例がないのです。聖人は、どんなことが起きようと、阿弥陀如来様とともどもに生きることが出来れば、それが生きる意味、生きる目的を完全に、円満に、濁ることなく清浄に達成しているのだと教えて下さっています。
阿弥陀如来と申す如来様は、お釈迦様が、悪人を助け救って下さると説き教えて下さっています。この場合の悪人というのは、思う通りに他人を助け救うことの出来ない人間のことです。悪人に対する善人というのは、その人が思う通りにいくらでも他人のために奉仕し、他人を助け、救うことができると思っている人を善人とするのです。
そうすると、どのように自分を善人と思っても、私は、まず自分が最も大切で、他人のことは、自分が思う何千分の一、何万分の一も、援助したり、助け救うことは、不可能であります。そうすると、善人とは、とてもいえない、善人とは考えられない私のような人間の生きる意味は、阿弥陀如来様とともどもに生きるということでありました。
親子、夫婦、兄弟、友だち、先生と生徒が、ともどもに阿弥陀如来様を、喜ぶ人間関係となった時が、ほんとうの親子、夫婦として、生きているのであると、親鸞聖人は教えて下さっています。

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