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こころの法話集403

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法話403

感謝忘れず生きよ(現在の生活に”仏の加護”)

小浜市遠敷・西光寺住職 吉田俊逸

世の中は変わるけど

このごろは何もかも変わってしまった、と私たちは口にするようになりました。しかしこのごろだけでしょうか。わが身の思うようにならないからそのように考えているのでしょう。
仏教の三法印の教えの中に、諸行無常という教えがあります。それは私の財産も地位も権力も名誉も今自分がおかれている立場も私の考えも、すべては変わるということを諭していられます。これこそ自然の偉大なる法則だと思います。現在の財産家が何の感謝もせず当然のごとく暮らしていれば「盛んなるものは必ず滅びる」のごとく変わります。現在の権力者が喜びと漸悦(ざんぎ)を忘れて生活していれば長続きはいたしません。
他の人は変わっても自分だけは、他の家はどうなっても私の家だけは絶対に大丈夫と思っているのです。でも世の中は変わっていきます。そのために悩むのではありませんか。親鸞聖人は、そのことを「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、よろずのことみなもってそらごと、たわごと、まことあること無きに、ただ念仏のみぞまことにて在(おわ)します」と諭されていられます。
このお諭しのごとく、何もかも私からはなれてゆく世の中にて、ただ念仏のみぞまことにておわします。このことに耳をかたむけましょう。
仏様にお育ていただき、常にお守りいただいていることに喜びを持ち、一言のお念仏の中に私たちの先輩の方が申されたごとく「われ称(とな)へ、われ聞くなれど、これはこの助くるぞよの弥陀の呼び声」とお聞かせいただくとき、すべてのものの変わってゆく世の中にありながら阿弥陀如来の本願力によって、常に大丈夫かよ、あぶないぞよのお呼び声の中に、共に暮らさせていただきましょう。

挿絵

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