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こころの法話集410

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法話410

救いは弥陀の本願(私のすべて知り尽くす)

小浜市遠敷・西光寺住職 吉田俊逸

不調和の家庭にお念仏を

あなたの家庭は何のわだかまりもなく、夫婦仲良く、親子むつまじくお暮らしです。表面だけの生活ではありませんか。本当に心の中からお互いに信頼しあっているでしょうか。
現実はどうでしょう。表面だけの生活で老人と若い者との話し合いもなく、お互いが心の中で今さら何をいっても駄目、どうせ長くはないのだから、まあ何も言わずに辛抱して暮らそうぐらいに思っていないでしょうか。
毎日の新聞その他に報道されている非行少年や交通事故などの問題も、わがことには無関係と思っているところに不調和家庭が生まれてくるのでしょう。
私は現代の生活はいつ破壊されるかもしれないポンコツ自動車ではないかと思います。家にお仏壇はあってもそれは物品で、ご先祖を祭る所ぐらいに思っている人が多いのです。みなさんの所ではどうでしょうか。何のために仏様を安置されているのでしょう。どうぞ一度考えてみて下さい。
絵像、木像であっても、あれは私をお育て下さりお救い下さる本願力の方便のすがたなのです。だれも知らなくともだれも見ていなくても、常に私のすべてを知り尽くしていられる親様なのです。わが家の中心であり、決して家具や調度品ではないのです。
苦しみも悩みも幸せも楽しみもすべて私の生活の中心は、如来様の本願力とともにあることを忘れないようにいたしましょう。御和讃の中に「本願力にあひぬれば、むなしくすぐるひとぞなき、功徳の宝海みちみちて、煩悩の濁水(じょくすい)へだてなし」と示していられます。不調和の中に調和の生活を与えて下さるのは、弥陀の本願力以外にはありません。それが他力本願に救われた私であります。

挿絵

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