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こころの法話集438

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法話438

本願を信じ浄土へ(仏教いただく真の目的)

坂井町御油田・演仙寺前住職 多田淳政

涅槃会を迎えて(二)

二月十五日は、お釈迦さまのお亡くなりになった日です。この日を涅槃会といって、宗派によっては、釈尊追慕の法要を営んでおります。
涅槃というのは、詳しくはニルバーナといって、仏さまの悟りの境地を表す言葉であり、その境地に至ることが、仏教の究極の目的であります。
お釈迦さまはもともと仏さまであり、すでに涅槃の境地に達しておられたわけでありますが、それでも、八十歳でお亡くなりになった時は、本当に悟りの世界、仏の世界へお帰りになったわけでありますから、その日をもって涅槃に入られたというのでありましょう。
私たちも仏教をいただいている以上、この涅槃の境地に至ることが真の目的であります。しかし、情けないことは、私たちはいろいろな苦悩に明け暮れて、喜んだり悲しんだり、ぐちをこぼしたり腹を立てたり、その揚げ句には、互いに争って、罪を重ねている迷いの凡夫です。到底自分の力で涅槃の境地に至るなどは思いも及ばぬことです。
しかし、ありがたいことには、そういう凡夫をこそ救わねばおかぬという仏さまのお願い、ご本願があることを知らせていただきました。その本願に信順することによって、今は苦悩の娑婆にありますが、未来は必ずお浄土へ生まれて、浬繋の境地に至らせていただけることは、まことにありがたいことであります。

挿絵

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