こころの法話集059
お話059
「必ず救う」といつも
芦原町轟木・浄光寺 高木正之
仏によって支えられる私
休日の動物園で、よく見かける光景ですが、人気者の“オサル”さんのおりの周りにはたくさんの人が集まっています。一人の子供が一生懸命に見ようとしますが、人混みで、何も見えないのです。子供は父親に見せてくれと、盛んにせがんでいます。そこで父親は子供を肩に乗せて、一生懸命見せてやっています。
子供は喜んで「見えた見えた」と、父親に言っていますが、父親はどうでしょう。もちろん、見えもしません。そればかりか、子供の体重で肩は痛いし、何の楽しみもないのです。しかし、子供が喜ぶと思い、一心に子供のために見せてやっているのです。
私たちも、その子供と同じではないでしょうか。自分では一生懸命に生きているようですが、実は私の後ろには、しっかり支えてくれる親様がいてくれるのです。私たちのために「必ず救うぞ」と大きな願をたてられ、雨の日も風の日も、私をしっかり支えてくれる親様、その親様こそ、阿弥陀如来様と味わわさせていただいております。
私たちも、その子供と同じではないでしょうか。自分では一生懸命に生きているようですが、実は私の後ろには、しっかり支えてくれる親様がいてくれるのです。私たちのために「必ず救うぞ」と大きな願をたてられ、雨の日も風の日も、私をしっかり支えてくれる親様、その親様こそ、阿弥陀如来様と味わわさせていただいております。