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こころの法話集197

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お話197

作法尽くす姿勢大切

清水町島寺・浄福寺住職 藤井信哲

肩衣式章でお敬い

浄土真宗では信心を根本としてありますが、信心を得るには、お説教をよくよく聴聞することが大事と、蓮如上人がお示しになっています。お説教というと厳しい感じで、親や先生やお巡りさんのおしかりの意味で用いられることもあります。ご先祖の聴聞の姿勢には真剣なものがあります、素直でありました。
最近は寺の本堂でも座布団が用意してありますが、本来仏前では座布団を用うべきでないと教えられました。素直な聞法は説法者を尊敬することから起こります。座布団を敷き煙草を吸って、まるで落語を聞くと同じようでは、ありがたい仏法よりも面白い話が聞きたいということになります。

お話197

最近では、見なくなりましたが、仏事のさいはご先祖の方々は定紋入りの肩衣(かたぎ)を用いました。辞典には「真宗信徒の拝仏のときの礼服」とでています。峠(かみしも)の上の方で出張りがない形で、たまに見かけることがあります。今は門徒式章が多く用いられるようになりました。
大経には「おごりたかぶりの者と怠りの心の者は、この法を信じがたい」とお戒めになっています。数珠と肩衣で敬いの姿勢を整えてこそ、お説教も親鸞聖人直々の御教導であり、如来のお呼び声といただけるでありましょう。

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