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こころの法話集204

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お話204

心からくつろげる所

坂井町下兵庫・照円寺住職 森瀬高明

家に帰ろう

平日の午後になると、幼稚園や小学校低学年の児童の帰宅を急ぐ姿を見かけます。午後から夕刻にかけて次第に大きな子供となり、五時から七時にかけては、サラリーマンの退勤者もあわせて、交通機関はラッシュアワーとなります。
子供の一人に「どこへ行くのか」と尋ねると、だれもが「家に帰る」と答えます。「どこの家だ」と聞くと、「自分の家だ」と答えます。「どうして自分の家へ帰るの」と聞くと、「親が待っているから」と答えます。「帰る」行為とは、「帰るべき所へ当然戻る」ということであり、当然の理由としては、「親」が待っているからであります。こんなに子供に期待されている限り「親」たる者の責任は重大です。子供の期待を裏切らないように親たる者は、立派な「家」づくりに励まなければなりません。

お話204

子供のために、親がつくらなければならない理想的な「家」とは、どのようなものでしょうか。それは、家族のすべての人が、心からくつろげる場所が「家」であります。その条件の中には、当然立派な建築も入っていますが、最も大切なのは、家族のすべてにとって、「油断できる場所」としての家とみなしているかどうかということでありましょう。
私たちが「人生の旅路」から帰る「家」とはどこなのでしょうか。帰るべき家が見つからなかったら、私たちは三界を流転しなければなりません。

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