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こころの法話集210

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お話210

南無阿弥陀仏が根本

春江町千歩寺・順教寺前住職 中臣徳恵

心の健康として気を強める

国際家族予防癌連合会代表の荘淑キ博士が、中国の「三字経」中の「七情」すなわち喜、怒、哀、催、愛、悪、欲を、中国では小学校に入ると丸暗記させているとのこと。この七情は現代の日本人にもだれしもあり、特にストレスと深い関係があり、このストレスをためこんではいけない。「心の健康」が必要。それには、自然の大気中にある「気」を強めねばならぬ、朝早く万物の目覚める時、自然の息吹に触れる、緑の多い場所でゆっくり深呼吸して生気を吸い込むことが大切であると、述べておられるのはまことに至言であります。
「気」は辞典によると、食料米としての米を贈る意味から起こり、「気」がもっぱら空気などの意味に使われるようになったとあります。その「気」の意味が二十字ほどもあり、気体、水蒸気、気息、酒気、気圧、大気、気候、天気、気力、意気、病気、気運、雰囲気、気質、気性、気品、気味、香気などとありますが、日常よく使用される元気、気分、気まま、生意気など、気のつくのは、その他にもあるでしょう。

お話210

それほど、われわれは、この大気の中に生命を続けているが故に、七情ならずとも、あらゆる煩悩を具足しているわれわれは、これをコントロールすべきでありましょう。これらに、無限大の知恵と慈悲と方便力の結集なる南無阿弥陀仏の名号の心を、心の健康の根本とすべきであると私は信受しているのであります。

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