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こころの法話集221

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お話221

目をかけて下さる仏

福井市田原二丁目・法円寺住職 細江乗爾

目のつけどころ

TVのコマーシャルに、「子供にとっては大人は巨人、子供の目線で話し合いましょう」というのがあります。いいコマーシャルだと思いました。同じ目線ということは、同じ立場という意味かも知れません。
何か物を探す場合、目の付け所が合わないと、なかなか探すものが見つからないものです。見当違いの所をいくら探しても探し物は見つかりません。デパートに行ってみると、よくわかりますが、オモチャ売場は子供の目の高さに陳列してあるのが多いようです。子供の目につきやすいようになっているのです。
また、私も毎日乗用車に乗って街を走っていますが、ある日、たまたまバスに乗りますと、座席の位置が高いため、いつも見ている街並みが違って見えることがあります。こんな事から考えてみますと、私たちはほんとうに欲しいものを、見当違いの所を探しているの
ではないでしょうか。

お話221

いつも「なんとか幸せを!」と探していますがその時の目のつけ所も考えてみるべきです。仏さまに何かをお頼みすることを信心と考えるのは、本当の信心ではありません。
まことの信心は、私が仏さまにお願いするのではなく、私の方へ仏さまが目をかけていてくだされているのです。仏の私に対するまなざしに気付き、それを受けとめる時、「信心」となるのです。目のつけ所を百八十度転換して、毎日の日暮らしを味わってみましょう。

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