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こころの法話集293

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お話293

往生極楽の道に信頼

大野市伏石・常興寺住職 巌教也

親鸞聖人のお言葉を聞き書きした「歎異抄」という本の第二節に「往生極楽の道」という言葉が出てまいります。
はるばると関東から問題と悩みをかかえて、京都にお住まいの親鸞聖人を訪ねて来た友、同行を迎えられた聖人がまず口を切られたお言葉でありました。
その「往生極楽の道」とは私たちがまず人間に生まれることができたよろこびと尊さを、良い先生としての仏さまと、その間違いのない真実の教えと、そのお育てに生きる良い仲間に出会ったしあわせを、再確認する道といってもよいでしょう。
なぜなら、だれにかわってもらうわけにもいかない、人それぞれの人生という名の道を限りある命をもったこの私が限りない命を今たまわって、私たち人間の生きる意味を教えていただき、けっして行詰まることのない、強く明るく生きぬく大きな自信を与えられ、真実に目ざめさせていただく道だからでありました。

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またこの第二節には「この親鸞においては、ただ念仏一つで阿弥陀仏に助けていただけよと、恩師法然上人のおおせを受けてその通りに信じているだけだ」というお言葉、さらに「…たとい法然上人にだまされて、念仏して地獄に堕(お)ちたからとて、少しも後悔はしない」(意訳)という、絶対の信頼の言葉に裏打ちされた「往生極楽の道」でありました。

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