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こころの法話集328

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法話328

やわらかな心

大野市伏石・常興寺住職 巌教也

あるお寺の掲示板で、私はこんな言葉に出あいました。それは、
「セトモノとセトモノと ぶつかりっこすると すぐこわれちゃう どっちかやわらかければ だいじょうぶ やわらかいこころを 持ちましょう」と。
私も近ごろ歯が悪くなって、町の歯医者さんに通っているのですが、硬いはずの歯がポロリと欠け落ち、やわらかい舌が、いつまでもペラペラと、丈夫であることに苦笑しました。
ところでおシャカさまはいつも「身も心もやわらかく…」ということを、教えて下さいました。そのやわらかみの代表が、大陽の光であり、空気であり、水であるように思います。どれもみんな、人間が生きるために大切なものばかりであります。そしてどれもみんな、人間の作ったものではありません。たとえば、その中のやわらかい水が、また一番強い力をもっていることは、不思議にさえ感じます。
現代の念仏者としてしたわれ、九十余歳で亡くなられた教育家の甲斐和里子先生は「岩もあり木の根もあれどさらさらと たださらさらと水の流るる」と歌われました。

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