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こころの法話集437

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法話437

人々に希望掲げる(真の幸せ見極めたお釈迦様)

坂井町御油田・演仙寺前住職 多田淳政

涅槃会を迎えて(一)

二月十五日はお釈迦さまのお亡くなりになった日で涅槃会であります。
お釈迦さまは、今から約二千五百年前、インドのカピラ国の王子としてお生まれになりました。心身共に壮健、優れた資質を備えて、末はインド統一の大王になられるであろうと、期待されておられました。
しかし、お釈迦さまは少年のころより、苦悩多い人生の姿に深く心をとどめられ、ついに二十九歳の時、地位も名誉も捨て、愛する家族とも別れて、ただ一人山深い苦行林にはいって、修行を続けられました。
そして六年後、人生苦悩の根本を洞察され、その苦悩を除いて真実の幸せに至る道を見極められて、仏の悟りを開かれたのであります。
それより四十五年前、お釈迦さまはインドの各地を巡って、自ら悟った正しいみ法を説かれ、インドの人々、否全世界の人々に明るい心のともしびを掲げられたのであります。
そして八十歳にして病を得られ、クシナガラの美しい林の中で、多くのお弟子たちに見守られながら、その尊い生涯を閉じられました。
お釈迦さまの説かれた教えは、その後全世界に広がり、今日の私たちにとっても、明るい心のともしびとなり、苦悩多き人生を力強く生きる力となって下さることは、まことにありがたいことであります。

挿絵

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