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こころの法話集074

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お話074

苦悩から逃げきれず

福井西別院輪番 土基謙教

お盆にちなんで㊥

親鸞聖人は「生死の苦海ほとりなし、ひさしくしづめるわれらをば、弥陀弘誓のふねのみぞ、のせて必ずわたしける」と、私たちの現実の生きざまが、生死の苦海であり、その海には、頼るべき岸辺のないことを示して下さいました。
私たちは、ともすれば、日のよしあいを言い、方角を気にしたり、先祖がタタルなどといい加減なことばかりを生活の基準にしています。
友引の日にお葬式をすると、縁起が悪いなどと言って、自分の生命(いのち)の在り方を少しも見つめようとせず、問題をごまかして、逃げ回っています。

お話074

「生死の苦海ほとりなし」と示して下さいましたお心は、私たちがどんなに逃げても逃げても、逃げきれるものではないことを教えて下さいました。
そして、この苦悩の人生に負けて、迷いのなかに深く沈んでしまうばかりが、私の人生ではないかと警告して下さいました。
そんな悲しい、私の人生の真っただ中に、苦しみを共にして下さる仏さまのあること、この仏さまによってこそ、苦悩の人生を渡りきることができるのであることを明かにして下さったのです。
阿弥陀如来の本願は、ひとえに私の苦悩を解決するために、建てられたものであるからです。

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