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こころの法話集185

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お話185

御廟訪ね親鸞に学ぶ

春江町千歩寺・順教寺前住職 中臣徳恵

わが心のふるさと

京都洛北東山の西に面する西大谷の御廟(ごびょう)、そして親鸞聖人の茶毘(だび)の跡、また多くの墓の奥にある「勧学谷(かんがくだに)」および「無量寿堂」などその周辺こそ、わが生涯の心のふるさとであります。
大正時代の末期、龍谷大学に入学してから、この御廟、すなわち親鸞聖人のお墓所こそ、わが師友の多くがこの大谷で心が養われたことでありましょう。
春夏秋冬、東山の緑、紅、白色に染められたその姿は、いつも心に迫り、ことにその最も大切な明著堂には本願寺第十四代の寂如上人の御筆になる「明著」の額が掲げてあります。私の雅号の明畝は明の一字を拝受しました。
龍谷大学卒業論文制作の時、下京の室町通五条の下宿先から、毎朝三十分余りの歩行を往復して、この本廟の一隅にある岩に腰かけて思いを練った思い出もあります。

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なお先に述べた勧学谷の中は、わが順教寺の第十七代の俊嶺師、そして有名な七里恒順師のお墓もあり、大谷に参る度に必ず礼拝して思いを告げ聞いたりしてきました。
私はこの大谷が心のふるさとで、一年に一度以上は必ずお参りせずにおれない所です。そして、家に居っても、はるかに思いをはせる所です。
私は「献体」を登録してありますので、あらかじめ、この身体の一部、髪の毛でも歯でも、この明著堂に納めおいて、死去したあと献体して、遺骨が戻ってきたときは、「無量寿堂」の順教寺の箱に門徒らとともに納めてもらうように寺族に依頼する予定でおります。

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