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こころの法話集406

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法話406

人類の平和求める(釈尊の教えにかえろう)

小浜市遠敷・西光寺住職 吉田俊逸

成道会にあたって

成道(じょうどう)とはさとりを開くこと、仏となることを意味し、一般にはお釈迦様が菩提樹下にて、もろもろの悪魔を降伏して、さとりを完成したことをいう。わが国では毎年十二月八日を釈尊成道の日として行う法事のことを成道会(え)というのです。
しかし大切なことは、仏の道を成しとげたということのみではなく、人間が抱えている生老病死の解決のため、自分の地位も名誉もすべてを捨てて菩薩の修行をし、さとりの知恵が完全無欠の仏になられたことです。
宗教には世界宗教と民俗宗教とがあゆます。仏教は世界宗教です。世界宗教は伝道宗教ともいわれ、人類すべての幸福のための教えです。民俗宗教は、お祭りを主とし、祈りによって民俗の願望を満足しようとする教えです。
仏教は世界宗教ですから、国境や民族を問題にするのではなく、全人類の平和と幸福のため、人間の本質に入りこみ、大慈悲すなわち愛と慰めの言葉をかけあっていく教えです。
成道会にあたり、私たち仏教徒は釈尊成道の本意にかえり、真の世界宗教であることを今一度考え、本来の教えにかえろうではありませんか。

挿絵

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