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こころの法話集157

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お話157

思うことかなえば・・・

清水町島寺・浄福寺住職 藤井信哲

成仏が真の幸せ

サッチョン族という言葉が一時流行しました。札幌チョンガーの略です。東京のサラリーマンが札幌の支店に転勤を命じられたとき、支店長など五十歳前後の場合、子供が高校や大学の受験など大切な時なので転校させられず、家族を東京に置いたままで単身赴任しました。
三年前後辛抱すると、東京の本社に栄転するケースが多かったのですが、最近は課長級で栄転の保証もなく、全国の都市に転勤になるのが普通になりました。家族と離れて暮らすので、初老でありながら、一人寂しく1DKのアパートで炊事、洗濯をします。なかには深夜孤独のうちに急死したケースもあります。家族の縁が薄くなって家庭が崩壊した人もあります。そこで何のために働いているのか。幸せとは何なのか。

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高度成長、所得倍増の時代、毎日休みなく働き抜く猛烈社員という言葉がありました。なぜ働くのか。お金が欲しいからです。お金があると幸せなのか。そのためにいま不幸せなのではないでしょうか。「思うこと一つかなえばまた二つ、三つ四つ五つ、六つ貸しの世や」という歌があります。かなえば幸せ、ダメなら不幸せ-成仏こそが真の幸せです。

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