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こころの法話集164

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お話164

如来の慈悲の中 躍動

東京・大東文化大教授 五十嵐明宝

妙好人シリーズ⑥

道宗はアミダ如来のご恩を思って割り木の上に寝たこともありました。彼は自らの行いを常に戒めましたが、聖道難行のように苦難の修行をしたのではなく、如来に抱かれて「後生の一大事」も悩みにならなかった、その感謝から、いつも僻怠(けたい)に気をつけたのでした。
また、彼が念仏をひろめることで、人から憎しみをうけ、ひどくけ飛ばされたこともありましたが、道宗はやさしくほほ笑んで念仏を続け、ついには、その人を他力本願の世界に導き入れたといいます。
このようなすがたは道宗が常に如来とともにいることを示しています。彼は如来の大慈悲の中で限りなく躍動して生きました。鳥取の足利源左は「仕事なされや、きりきりしゃんと、かけたたすきのきれるまで」とうたいましたが、道宗もまた、知恩報徳のおもいで、はたまた常行大悲のおもいで思う存分の働きをしたのでありました。

お話164

それはまことに「最勝の人」であり、「妙好の人」であり、「真の仏弟子」であり、「如来とひとし」い人でありました。そして常に慈悲と知恵の光に中に生きえた、最も恵まれた人でありました。妙好人たちの一々の原動には他に類例を見ない輝かしさと豊かさがあふれているのです。

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