現代風の家具調モダン仏壇 仏具の通販

こころの法話集216

お話215 トップ お話217

お話216

すべてまかせる安心

小浜市遠敷・西光寺 吉田俊逸

無条件の救済こそ仏の願い

仏教とは仏の教えと読むのではなく、仏になる教えなのです。そのためには条件があっては、仏になることは無理です。そのため阿弥陀如来は、法蔵菩薩になって十方の衆生を救う力を考えられたのです。
特に救済の対象である衆生とは「(一)貴賎道俗を簡(えら)ばず、(二)老少男女を謂(い)はず、(三)造罪の多少を問はず、(四)修行の久近を論ぜず」と示されている。

お話216

この衆生を仏にするためには条件があっては、とても救うことができません。また私の願いを仏様に願うのではなく、仏の誓願を聞くとき、自分を知り私のためであることに気づくのです。苦悩の衆生には何一つ条件はありません。私にまかせようという願いには絶対に間違いない裏切らないことが第一です。これは如来の問題です。私の条件ではありません。
親鸞聖人は「如来の作願をたずぬれば、苦悩の有情をすてずして、廻向(えこう)を主としたまいて、大悲心すば成就せり」と喜んでいられます。その心の中には、すべてをおまかせするという安心があるのです。条件は如来の問題であり私のほうでは「まかせる」と安心するのです。

お話215 トップ お話217

powered by HAIK 7.3.0
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional