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こころの法話集220

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お話220

大切な生活上の指導

芦原町轟木・浄光寺 高木正之

先行く者の努め

先日ある読み物を読んでいたら、面白い記事が載っていました。「おばあちゃんの役割」と言うことで書いてありました。そのおばあちゃんは毎朝、孫を幼稚園に送って行くのだそうです。その道々で、空き缶や空き瓶を拾って、ゴミ箱に捨てることを教えたり、道路は右側を歩き、「車には注意するんだよ」などなど、日常のいろいろなことを教えながら行くのだと書いてありました。
ほほえましいおばあちゃんの姿です。みなさんもおじいちゃん、おばあちゃんの思い出はいろいろあると思います。考えてみますと、昔はお年寄りが生活の中で自然に日常のいろいろな話をし、子供たちはそれを聞いて子供心に何かを感じ取っていたものです。
私も昔、おばあちゃんに「あのな、一つのお米粒には仏様が三人いるんだよ。だから残したり、つぶして遊んだりしたら仏様がかわいそうでしょ。さあ、わかったらたくさんご飯を食べて大きくなりなさい」と言われたものです。そのことは二十年たった今でも心に残っています。

お話220

子供の心は純粋なものです。その心に素直な心、優しい心、感謝の心を毎日生活の中で自然に伝えていくのは大切な事ではないでしょうか。昔から「三つ子の魂百まで」と言うことわざがあります。誤った事を伝えていけば、一生その子供の心は素直になりません。正しい心を伝えていくことこそ、先行く者の務めではないでしょうか。

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