現代風の家具調モダン仏壇 仏具の通販

こころの法話集243

お話242 トップ お話244

お話243

最も尊ぶべきご本尊

清水町島寺・浄福寺住職 藤井信哲

お寺にはご本尊がおいでです。ご本尊とは本師本仏として供養礼拝する尊像のことで、要するに最も尊ぶべき仏さまのことです。
各宗派によりお釈迦さま、大日如来、薬師如来その他の仏さまがご本尊となっていますが、浄土真宗では阿弥陀如来がご本尊です。本尊を安置する堂宇なので本堂といいます。浄土真宗のお寺の本堂では阿弥陀如来の立ち姿のお木像です。ご本尊の向かって右に親鸞聖人、左に蓮如上人かご本山の前のご門主(ご代前)のご絵像があります。聖徳太子、七高僧(浄土真宗伝承の印度、中国、日本の善知識)のご絵像はさらにその外側にあります。
真宗寺院の鳴り物では梵鐘(吊鐘=つりがね、集会鐘ともいい、集会前に鳴らします)、太鼓、馨(キン=大きなリンのごときもの)があり、他宗では木魚などがあります。また七堂伽藍(しちどうがらん)のいろいろの建物や五重の塔、三重の塔などがあります。
各宗寺院とも山門がある寺があります。寺は山に建てられたので、山中の寺門の意味で、平地に建てるようになっても山門といいます。

お話243

本堂の外陣には賓銭箱(さいせんばこ)があります。賓の字は報い、お礼参りの意味で、み仏のお慈悲に報いるお礼報謝の懇念であり、祈とうの意味を含みません。私どもは欲心深いものですが、み仏の尊前で供養するとき貧(とん)欲の罪が消えるのです。み仏がこの金銭を用いたもうことはないのですが-貧欲の心より喜心が生じたことに意味があり、賓銭は仏法護持のために用いられます。

お話242 トップ お話244

powered by HAIK 7.3.0
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional