現代風の家具調モダン仏壇 仏具の通販

こころの法話集128

お話127 トップ お話129

お話128

今日のいのち尊く

春江町千歩寺・順教寺前住職 中臣徳恵

十方世界の光を受けて

親鷺聖人は、浄土和賛に十八ヵ所、「十方」と称されておられます。十方とは、東西南北、四維(ゆい)・(東南・東北・西南・西北)上・下(天・地)であります。全宇宙と申してよいでしょう。
「十方微塵(みじん)世界の
念仏の衆生(しゅじょう)をみそなわし
摂取(せっしゅ)してすてざれば
阿弥陀となづけてたてまつる」
「十方三世の無量慧(え)おなじく一如に乗じてぞ二智円満遵平等摂化随縁不思議なり」-とも
「十方浄土のなかよりぞ十方諸有(しょう)を利益(りやく)せり」または十方恒砂(ごうじゃ)の諸仏とか、そして
「南無阿弥陀仏をとなふれば十方無量の諸仏は
百重千重園続(いにょう)して
よろこびまもりたもうなり」と賛嘆せられました。

お話128

弥陀如来が限りない智慧、限りない慈悲、そしてあらゆる力を包括して、凡夫の私に呼びかけの南無阿弥陀仏の声によって、来て下されたみ心に帰命すなわち、「たより、したがう、おまかせする安心(あんじん)の定まる時、十方世界の大きなお守りをこうむっているとのよろこびに充満するのだといただかれました。私は毎朝、洗顔の時、十方の恩恵を謝しつつ、十口の清水をのみ、十方それぞれに配当してお育てを受けた御師方々の名を口ずさみながら、一日の出発、夜臥床(がしょう)の時にもまたこの照護を感謝し、かつ、反省慙愧(ざんき)の眠りに入ります。
“十方の無碍(むげ)の先に照らされて今日のいのちを尊く生かさる”

お話127 トップ お話129

powered by HAIK 7.3.0
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional