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こころの法話集264

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お話264

「おかげさま」伝えたい

芦原町轟木・浄光寺副住職 高木正之

「三つ子の魂百まで」ということわざがあります。この意味は「幼児の性質は老年まで変わらないこと」のたとえだそうです。
ある先生からこんな話を聞いたことがあります。「人間というのは五歳ぐらいまでに、情操の発展がめざましいのだそうです。そして五歳を過ぎると、その伸びはだんだんと鈍くなるのだそうです。ですから五歳までに、人間として大切なことを伝えてあげなけれぱならないのだ」とおっしゃっていました。
私もこんな経験をしたことがあります。ある家にお参りに行き、お仏壇の前でお勤めをさせていただいたところ、そこの奥様が私の声の後からとても上手にお経を読まれていました。私はその心のこもったお経に感心して「どこかでお経を習われたのですか」と尋ねたところ、その人は「小さいところにお寺の日曜学校に通って教えていただいたのが、今でも身についているのです」との答えでした。幼い頃に覚えたことは、年をとっても心に残っているものだとつくづく感じさせられました。

お話264

幼い子の心は純粋で美しいものです。その幼い心に、青色や赤色といろいろな色を着けるのは、父親であり、母親であり、おじいちゃん、おばあちゃんの大切な役目なのです。
その美しい心に「おかげさまの心」を伝えていくことこそ、大切な勤めではないでしょうか。子の親として、この心を大切にしていきたいと思うこのごろです。

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