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こころの法話集282

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お話282

この命感謝と充実を

春江町千歩寺・順教寺前住職 中臣徳恵

私どもの過去と現在と未来を考えてみましょう。今日今ここに無始以来より、また未来永遠の時と所との中に、の心身があります。「天にも地にもわれ一人」の私であります。
今日までの過去の集積が、今日の生命となりました。自然の太陽、空気、水の三大恩恵をはじめ、あらゆる衆生恩、他の生命を食べ、親族、師友、社会すべてのおかげによって、この生命がここにあるのです。ただ,感謝するばかり。
あすから、未来はいかがでしょう。ただ希望をもって意欲に向かって、計画をたて、実現に向かって前進するばかりであります。この生命をつづけることを忘れてはなりません。この過去に感謝、未来に意欲をもって今日の生命の充実がなければなりません。

お話282

大無量寿経には「我行精進、忍終不悔(にんじゅふけ)と示されました。この、「精進」するというわが生命を、私に与えられた使命を全力投球、すなわち燃焼するばかりであります。今日にこの一日をかいあるように充実してこそ、再びない人生に生をうけた意味があると信じます。

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